isset関数の使い方(変数が存在するかどうかの判別)

PHP で用意されている組み込み関数の一つである isset 関数の使い方です。 isset 関数は変数が存在しているかどうかの判別を行います。

(2022 年 09 月 28 日公開 / 2022 年 09 月 28 日更新)

isset関数の書式と基本的な使い方

isset 関数は次のように定義されています。

isset
boolean isset(mixed var1, mixed var2, ...)
引数に指定した変数が既に存在していればTRUEを返します。存在していても
格納されている値がNULLの場合はFALSEとなります。
複数の変数を引数に指定した場合は、全ての変数が存在している場合にTRUE
となります。

引数:
  var  調べる変数。
返り値:
  varが 存在している場合に TRUE 、それ以外の場合に FALSE

簡単な例で見てみると次のようになります。

$var = 10;

print(isset($var));         // TRUE
print(isset($var2));        // FALSE
print(isset($var, $var2));  // FALSE

また連想配列などに対しても下記のように使う事ができます。

$var = array('りんご'=>'赤','メロン'=>'緑');

print(isset($var['りんご']));   // TRUE
print(isset($var['スイカ']));   // FALSE
サンプルコード

では実際に試してみます。

<html>
<head><title>PHP TEST</title></head>
<body>

<?php

$var1 = 'test';
if (isset($var1)){
   print('変数$var1は存在し、値は'.$var1.'です<br><br>');
}else{
   print('変数$var1は存在しないかNULLです<br><br>');
}

$var2 = NULL;
if (isset($var2)){
   print('変数$var2は存在し、値は'.$var2.'です<br><br>');
}else{
   print('変数$var2は存在しないかNULLです<br><br>');
}

if (isset($var3)){
   print('変数$var3は存在し、値は'.$var3.'です<br><br>');
}else{
   print('変数$var3は存在しないかNULLです<br><br>');
}

$name = array('りんご'=>'赤','メロン'=>'緑');

if (isset($name['りんご'])){
   print('変数$name[\'りんご\']は存在し、値は'.$name['りんご'].'です<br><br>');
}else{
   print('変数$name[\'りんご\']は存在しないかNULLです<br><br>');
}

if (isset($name['スイカ'])){
   print('変数$name[\'スイカ\']は存在し、値は'.$name['スイカ'].'です<br><br>');
}else{
   print('変数$name[\'スイカ\']は存在しないかNULLです<br><br>');
}

?>
</body>
</html>

上記のファイルを Web サーバに設置しブラウザ経由で見ると下記のように表示されます。

issetのテスト

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PHP で用意されている組み込み関数の一つである isset 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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